デンタルフロス
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デンタルフロスを使おう!
毎日しっかりとハミガキをしているつもりでも、歯と歯の間にはハブラシが届きにくいため、プラークが残ってしまうことも少なくありません。そのような状態を続けると、プラークが残り勝ちの部分の歯槽骨がとかされてしまったり、虫歯ができたりといったことになってしまうこともあります。
そこで、歯間までしっかりプラークを除去するために、「デンタルフロス」をおすすめいたします。デンタルフロスを歯間に入れて上下に動かして歯間部のプラークを除去します。就寝前に毎日使用するとよいでしょう。
デンタルフロスのメリット
デンタルフロスは、細い繊維を束ねて糸にしたものです。デンタルフロスは、歯間の隙間に通して、歯ブラシでは落としきれないプラークをかき出すことが可能です。歯ブラシに加えてデンタルフロスを仕上げに使いましょう。
歯間部のプラークが除去できる
歯間部はハブラシが届きにくく、プラークが残りやすい場所ですが、デンタルフロスを併用すると、より効果的に歯間部のプラークを除去可能です。
歯間部の虫歯や歯周病の予防に
プラークは虫歯や歯周病のリスクとなります。歯間部にプラークを残さないためにも、フロスを使って虫歯や歯周病を予防しましょう。
口臭予防に
口臭は自分では気付きにくいですが、歯間部にプラークを残してしまうと、歯は28本ありますので、多くの歯間部が口臭の原因となってしまいます。フロスを使って、歯間部をキレイにしましょう。
デンタルフロスは大きく2種類に分けられます
「ホルダータイプ」
デンタルフロスの「ホルダータイプ」は手で持つ部分(ホルダー)にフロスがついていて、デンタルフロスを初めて使う方に適しているかもしれません。
ホルダータイプには、前歯に使いやすい「F字型」と、挿入しにくい奥歯にも、前歯にも使いやすい「Y字型」があります。
「ロールタイプ」
デンタルフロスの「ロールタイプ」は糸状のフロスが巻いてあるものです。必要な長さのフロスを引き出して、切って、指に巻きつけて使用します。
ロールタイプには、ワックスタイプとノンワックスタイプがあり、ワックスタイプは、フロスがワックスでコーティングされているので、フロスが切れたりバラバラになったりしにくいタイプです。
ノンワックスタイプは、フロスの糸状の部分の繊維が広がって歯の表面に広がってフィットすることから、プラークをかきとる効果が高いタイプです。ただ、引っかかると切れたりばらけたりしやすい面もあります。
デンタルフロスの使用方法
デンタルフロスといわれても使い方がわからないという方もいらっしゃると思います。ここではフロスの使用方法を簡単に解説いたします。
「ホルダータイプ」デンタルフロスの使用方法
ホルダータイプのデンタルフロスの使用方法をご説明いたします。
- デンタルフロスを歯にあてます。
- ゆっくり横に動かしながら、歯と歯の間に入れます。
- 中まで入ったら、上下に動かし、隣り合った歯の両方の面を磨きます。
- 取り出す時も、ゆっくり横に動かしながら取り出します。
「ロールタイプ」デンタルフロスの使用方法
ロールタイプのデンタルフロスの使用方法をご説明いたします。
- 1回に使う分(40cm程度の長さ ~ 手から肘くらいの長さ)のフロスをケースから引き出して、左右の指に2〜3回巻きつけ、指と指の間は、ご自身で使いやすい長さにします。
- 鏡を見ながら、歯と歯の間にデンタルフロスをあて、動かしながら、ゆっくり歯と歯の間に入れます。
- 歯の根元まで入ったら、上下に動かして、プラークを落とします。隣り合った歯の両方の面をキレイにします。
- 横に動かしながらゆっくり取り出します。
デンタルフロスの注意点
デンタルフロスを使う時には、次のことに注意しましょう。
- フロスは歯茎を傷付けないように使用しましょう。力を入れすぎないようにしましょう。
- 使用方法がイマイチわからないという方は、歯科医師や歯科衛生士に教えてもらいましょう。
- フロスが引っかかったりしやすい場合は、むし歯や歯石があったり、かぶせ物などが不適合の場合もあります。歯科医師に相談しましょう。